「すみませーん!」
アサヒは、二年をかけて、
本を書いた人を探した。
彼女は、町の片隅で、
薬師をしているらしい。
とても有能で、
お城からもお誘いが来ているらしいが、
すべて断ってここにいるらしい。
その理由を知っている町人によると、
「愛する人がすんでいた場所だから」
と、言ったらしい。
「すみませーん!」
アサヒは、ドアをノックした。