声が聞こえるキミ

ポタリ、ポタリ。
彼の服の上に、雫がおちる。
彼は、アサヒの頬からそれを拭い、
「はじめてみたよ、泣き顔」
と、頬を撫でる。
「すきだよ」
アサヒは言った。
もう、いろんな思いで一杯で、
「すきだよ、すきだよ」
それしか言えなかった。
「会えてよかったよ、
ずっと一緒にいたい。
ずっと、見てたんだもん。
もっと、お話ししたい。
ごめんね、ありがとう」