それからアサヒは、
彼としっかりと会話するようになった。
「どういった、心境の変化だい?」
と、彼は嬉しそうに笑った。
今思うと、
こんなにおしゃべりが楽しいのは、
初めてかもしれない。
ずっと、黙り混んでいたからか、
まだ、カタコトだけれど、
彼は一生懸命に聞いてくれる。
食事も、
彼の食べやすいものを持ってきた。