そのかんかくは、
日に日に強くなっていく。
彼が、日に日に食べる量が減っていき、
気がついたら、
服がダボダボになっていた。
これはいけないと、
こんなの大丈夫ではないと、
アサヒは慌てた。
もう、胸が苦しかった...
苦しくて、苦しくて、
でも、それに耐えていなければいけない。
誰かに相談できるわけでもなく、
誰かを頼れるわけでもない。
今も昔も、アサヒは無力だった。