自分の部屋に帰ってから、
薄暗い窓辺に寄り添い、
水面から差し込む月の光で、
そのペンダントを眺める。
よくよく見ると、ペンダントの端に、
何か文字がかいてある。
何て読むのかは、わからない。
だけど...
これを握っていると、
とても心が安らいで、
フワフワした優しい気持ちになる。
そうだ、明日、彼に何てかいてあるか、
聞いてみよう。
そう思いながら、アサヒは眠りについた。