大きな島国は、自然豊かな広い国。
そのなかには、
たくさんの人が住んでいる。
様々な人種がいるなか、
海のなかには『人魚』が住んでいる。
それはそれは海深く、
人間にはわからないところに。
人魚たちは、海草を食事とし、
人間が海に落としたものをインテリアに、
人間が海を汚せば、嵐を起こしていた。
そんな人魚たちは、とても人間を恐れ、
それと同時に人間は、人魚を恐れていた。
人間がその気になれば、
人魚なんて滅んでしまうだろうし、
人魚がその気になれば、
人間を滅ぼしてしまうから。