恋がいた部屋


ミ:・・・。


ヒ:・・・おまえだって、なんだかんだ言ったって、結局はいつも一緒にいたいんだろ? 困ったね・・・。

ミ:うん。

ヒ:姉貴のことなんか忘れろよ。オレたちが愛し合ってることが今は大事だろ?

ミ:うん・・・。ねえ、お姉ちゃんにも・・・甘えたの?

ヒ:バカ・・・。ミンスだけだよ・・・。

ミ:でも・・・。

ヒ:年上の女と付き合う時は、こっちも背伸びをするからさ・・・甘えられないよ・・・。

ミ:そうなの?

ヒ:うん・・・。

ミ:複雑なのね。

ヒ:ねえ・・・ミンスゥ・・・。

ミ:う~ん・・・あ、でも、今日は駄目。熱があるでしょ?

ヒ:わかった・・・もう帰っていいよ・・・。(背中を向ける)



ミ:ヒョンジュン・・・。



ミンスは起き上がって、甘えた顔をしてヒョンジュンの顔を覗いた。



ヒ:・・・。

ミ:じゃあ、今日は私が抱いてあげる。
ヒョンジュンは、病気だもんね。ママが抱っこしてあげる。





ヒョンジュンがミンスの方に寝返りして、ミンスに抱かれる。
ミンスの胸に顔を当て、「フー」と深呼吸した。



ヒ:今日はいて。ママのかわいい子供のために。

ミ:(笑う)それとこれとは違うわよ・・・4時までね・・・。
(目覚ましをセットする)
それまで抱っこしててあげるから・・・。

ヒ:ケチ・・・。



二人は幸せそうに抱き合っている。


ミンスの頭の中の姉がいつ反乱を起こすかわからないが、今日は静かに二人抱き合っている。