恋がいた部屋

ミ:今日のメンバーってね、女の子は、キャビンアテンダントの集まりなんだ。
私だけ、地味~い。

ヒ:なんでそんなのに、行くんだよ!(ちょっと怒った顔)

ミ:だって、大学時代の友達から誘われちゃったんだもん。
それに・・・ちょっとでもチャンスがあったら、うれしいじゃない! 
私、もう27よ。

ヒ:ふ~ん。だったら、もうここへは来るな。
別に・・・オレが、おまえを、キープしてるわけじゃないんだからさ。

ミ:そうだけど・・・来たくなっちゃうのよね・・・。
(ちょっとかわいい顔をして微笑む)

ヒ:オレはおまえを好きだけど・・・おまえが他に行きたいんだったら・・・
オレに構うなよ・・・。

ミ:・・・顔見ないと、寂しいの・・・。
(ちょっと口を尖らせる)

ヒ:おまえって、複雑・・・。


ヒョンジュンはそう言ってため息をついて、またミンスの作ったおかゆを食べる。


ミ:・・・お姉ちゃんより先に、私を好きになればよかったのよ。

ヒ:仕方ないだろ? おまえはまだパンツ見せて、鉄棒グルグル回ってたんだから。

ミ:その頃は、もうパンツなんて見せてなかったわよ。
でも、(上目遣いで)今はパンツのほうが好きなんでしょ?

ヒ:(にっこりして)そう。活発なおまえが好き。
ミ:・・・う~ん、でもなあ・・・。

ヒ:あっちはもう結婚してるんだからさ、気にすることないじゃない。
ミ:でもね・・・。


ヒョンジュンがミンスの頬を触る。ミンスは黙って触られている。

ヒョンジュンが茶碗をおいて、ミンスを引き寄せて抱きしめる。
ミンスは黙って抱かれている。


ヒ:ねえ・・・。


ヒョンジュンが軽くキスをして、ミンスに迫ろうとすると、
ミンスがヒョンジュンの口に手を当てた。


ミ:駄目。そこまで。