「あった!!!よかったぁ〜 碧、待たせてごめん!行こ?」


「うん」



2人教室を出て、屋内プールがある 体育館の方に向かう



コツコツ、と2人の足音が 廊下全体に響いていた

こいつも小さかったくせに、背が伸びたなぁ〜.と しみじみと横を歩く長い脚を見て 思った


昔は私のが背が大きくて、気が強い私が いっつも朝陽をからかって泣かせてた



それが今は、160センチの私の背をゆうゆうとこして、

クラスでも高身長な男子になって、

なかなかモテるようになった



そして、私も、いつしか、そんな朝陽に 特別な感情を抱いていたことに気づいて…