「結構かかったね、もう19時だし」
「ね!学園祭実行委員って意外と大変そう、でも楽しい!」
玄関を出ると外はもう真っ暗。
「雛ちゃん家って方向あっちで合ってる?」
「うん!あっち!」
「何気2人って初めてだね」
「そうだね!ちょっと緊張しちゃう////」
「緊張する?」
「だって片寄くんも界くんと同じくらいかっこいいもん」
「それ界妬いちゃうよ」
「あははっ」
雛ちゃんの歩幅に合わせて足を進める。
「そういえばさ、凪ってバイトしてるの?」
「あ、うん、してるよ!凪の最寄駅の近くのカフェで」
「カフェ…」
「凪ね、中学生の頃からそこのカフェでバイトするって言ってたんだ、その理由がね、ふふ、なんだと思う?」
「凪のことだから…そこの制服が可愛いから?」
「当たり!なんでわかるの!?すごい!」
「凪っぽいな、今度そこのカフェ教えてよ」
「うん、いいよ」
他愛もない話をしているとあっという間に雛ちゃん家に着いた。
「お家反対方向なのにほんとごめんね、ありがとう!たくさん話せて楽しかった!」
「気にしないで、俺も楽しかったし、じゃあまたね」
「うん、またね!」
雛ちゃんに手を振り、さっき来た道をまた歩き始めた。

