花火が終わって旅館に戻る。

龍と竜也の部屋で、軽く飲みながら竜也達を待っていると、
幸せそうに手を繋いだ2人が帰ってきて。

「俺達、付き合うことになりました!!!」

大声で龍と澪に報告する竜也と、隣で嬉しそうに笑う華。

「うるせぇよ竜也。・・・良かったな。」
「うるさいよ竜也。・・・華、良かったね。」

澪がそう言って華を抱き締める。

「澪ちゃん~~~。」

泣き出す華。

「あー!澪ちゃん、俺の華、泣かすんじゃねーよ!!」
「黙れ竜也。私の華、泣かすようなことしたら、即シメるからね。」
「その時は俺もお前に協力してやるよ。」
「2人共、こえーよ!!
・・・でも大丈夫。泣かすようなことはしない。
俺が華を絶対守ってく。」
「竜也くん・・・」
「よし。竜也!!今日は飲むぞ!!」
「おう!!」


大好きな親友と大切な仲間が幸せそうな顔で笑っていて。
初めての恋を感じた2人。
8月の終わりの2日間の最高の夏休み────。