大浴場【女湯】
「温泉からも海、見えるね!」
「綺麗だよね~!」
温泉に入り、ゆったりしている2人。
「・・・ねぇ。澪ちゃん。」
「ん?」
「私ね・・・。竜也くんといるとすっごく楽しいの。
毎日の会話とか、優しい所とか、実はしっかりしてる所とか。私、竜也くんのこと好きなの。」
「うん。」
「実はね。竜也くんにあの事・・・話したんだ。
高校の時に付き合ってた彼氏がストーカーになって、
・・・襲われかけたことも。」
「・・・うん。」
「竜也くんにはね、話せたの。それからね、この前竜也くんと水族館に行ったんだけどね、竜也くんがトイレに行ってる間に声かけられちゃって。
肩触られただけで私・・・やっぱり動けなくて。
でもすぐに竜也くんが来てくれて、庇ってくれてその時、少し後ろから抱き締められたんだ。
・・・竜也くんは大丈夫だったの。」
「うん。
・・・華。大丈夫だよ。
竜也のこと。好きなんでしょ?
竜也ならさ、ずっと毎日笑顔でいて華の側にいてくれるんじゃない?」
「澪ちゃん・・・。」

