「こんなもんでいいか。」
龍と澪が海の家で昼食を買っている。
「十分じゃない?
あ、竜也のコーラ忘れてた。ちょっと待ってて。」
「おう。」
すぐ近くの自販機でコーラを買い、龍の所に戻ろうとすると・・・
目に入ったのは龍を囲んでいる女達。
「お兄さん、すっごくカッコイイですね!」
「何処からきたんですかー?」
「お友達と一緒ですかー?私達と一緒に遊びましょうよー!」
(そうだった。アイツ、モテるんだった。)
当の本人は、女達がいないかのように無表情で無言を貫いている。
「龍。」
澪が声を掛けると、女の子達は
「彼女さん、いたんですね!ごめんなさい!」
と去っていった。

