竜也達の元へ行くと、パラソルの下でやっとフードを取ることを許されたらしい華が竜也と待っていた。
「おー、来たきた。泳ごーぜー!」
「澪ちゃん、声掛けられなかった?大丈夫だった?」
「隣に龍がいるなら大丈夫だろ。声かけた瞬間、海に沈められそうじゃん。」
「そうだね。龍くん、目付きヤバいもんね」
ニコニコしながらそう言った華に、肩を震わせて笑いをこらえる竜也と澪。
龍は、「ほっとけよ・・・」と苦笑いだった。
その後は、泳いだり、ビーチボールで遊んだ。
「そろそろ腹減ってきたな。」
「うん、夜は花火の前に旅館のご飯出るんだよね?
まだ海にいるよね?軽く何か買いに行こうか。」
パラソルの下で休憩していた龍と澪がそう言って、
龍達の前で、砂山を作っていた竜也と華に声をかけ、昼食を、買いにいく。

