「なぁ、龍。美人だとは思ってたけど、やっぱすげーな。」

「・・・何が。」
「とぼけんなよ。澪ちゃんだよ。見てみ?この店のNO.1なんかより注目されてんじゃん」
「ハッ。みんな目、腐ってんじゃねーの?」
「はいはい。龍は素直じゃないね。」
「何がだよ。持ち場戻れよ。」
「りょーかい!」

笑いながら持ち場に戻る竜也。

「・・・ふぅ。」

確かに部屋から出てきた澪を見て驚いた。
今まで見てきた女なんか比べ物にならないくらい、澪が綺麗だったから。
店のスタッフも客もみんな澪を見ている。

(確かに綺麗だが、中身は毒舌ゴリラ女だぞ。)


と、華から無線が入る。

「来た。今から店に入る男。」


「「了解」」