「澪」 龍がそっと澪を抱き寄せる。 「誤解させたならごめん。謝る。 でもな、この人はただの看護師で、何もねーし、これからもない。 このメモ貰ったのは事実だけど、貰っとかないと色々うるさいから、受け取っただけ。 連絡もしねーし、向こうは俺の連絡先なんか知らねーから、連絡も来ない。」 「・・・・・・。」 「澪、今日もしかして、あの女、支えたの見てた?」 澪が肩を震わせながら、小さく頷く。