PM4:30 「澪ちゃん、俺と華、駐車場に停めてから行くから、先に龍のとこ行ってやって。」 「うん、ありがと!」 (龍、もう検査終わってるよね。大丈夫だったかな。 早く一緒に帰りたいな。) 龍の病室の前に着くと、病室のドアが半分ほど開いていた。 「龍ー・・・。」 いつものように入ろうとしてドアに手を掛けたが、そこで止まってしまった。 女の看護師さんが、龍の背中の上の傷の処置をしていたから。 それも、凄く楽しそうに。