「龍、明日退院出来るんだって?」 「あぁ。後は外来での通院でいいらしい。」 12月30日夕方 龍の病室には、竜也がいた。 「しかし大晦日に退院できるなんてな。」 「目覚めてからの回復が早かったみたいでな。早めに退院させてくれって交渉した。そしたら最短が明日だった。」 「まぁ病院は暇だよなー。 せっかく澪ちゃんと付き合ったばっかりだし?」 竜也はニヤニヤしながら龍に話しかける。