パタン。

竜也が帰って、龍の姿を見る。
相変わらずたくさんの管に繋がれていて、機械の音だけがする。

「龍。ごめんね、私のせいで。
・・・守ってくれてありがとう。・・・早く起きてよね。」

龍の手を握って呟く。

(大丈夫。私、ちゃんと待ってる。
龍は約束破ったりしない。大丈夫・・・。)