環奈オフェンスしっかり!」 『はいっ、』 額に流れる汗を拭い、手の平に当たるバスケットボールに全神経を集中させた。 そしてそのまま、ボールをゴールに放つ。 曲線を描きながら投げられたボールは音も無くリングの中にへと吸い込まれていった。 ダンッ!と床にバウンドしたボールを視界に入れながら 少しずつ死んでいく心を感じて笑顔を作った。