【完】今日も明日も、俺はキミを好きになる。



でも、そんなことに動揺する私ではない。

変わらず閉口していると、ずいっとひとりの先輩が詰め寄って来た。


「どこで弘中くんと仲良くなったのよ」


問われて、不意に、目を伏せた明希ちゃんの悲しそうな表情が頭をよぎった。


──『俺が教室に行くとみんなを傷つけるから』


どうしてあんなことを言ったのか、わからない。


でも、明希ちゃんにとってだれかを傷つけることが本意ではない、そのことだけはわかるから。


私は目の前の先輩をまっすぐに見据えて、口を開いた。


「言いたくありません」


こんなとこを言えば火に油状態になるのは、目に見えてる。

だけど、拒否せずにはいられなかった。


すると案の定、こちらに向けられる視線に一層憎悪が込められた。


「全然反省してないよ、これ。
ねぇ、痛い目みないとわからないんじゃない?」


ひとりが悪意に染まった声で、まわりに呼びかける。