だけど、追及の手は止まることを知らない。
「弘中くんとどうやって知り合ったの?」
「私たちでさえ全然会えないのに、なんで1年のあんたなんかが仲良くなってんの?」
話を聞く限り、明希ちゃんが旧校舎にいることをみんな知らないようだ。
この様子じゃ、明希ちゃんの居場所が知られたら毎日人だかりができて大変だろうなと、頭の隅でそんなことを考えていると。
「気取ってないで、なにか言ったらどうなのよ」
喧騒の中、ひとりが鋭い声で言った。
途端に、私に向けられる言葉が変化しだす。
「可愛いからって、調子乗ってんの?」
「ナメた態度取ってると、どうなるかわかってる?」
私を傷つけようとする、明確な悪意のある言葉が飛び交い始める。


