ひとりになった私は、スカートのポケットからスマホを取り出した。 明希ちゃん、ペンギンの写真たくさん撮ってた。 私も撮ったら、お揃いみたいになるだろうか。 明希ちゃんが立っていたあたりに移動して、カメラで目の前の光景を写真に収める。 ……お揃いの写真だ。 貴重な一枚を収めたスマホを、大切にぎゅっと両手で握りしめたその時。 『ご来園のみなさま、こんにちは! これからペンギンのエサやりタイムです!』 快活なアナウンスが聞こえてきて、飼育員の女性が出てきた。