総合病院に到着し、外科がある3階に上がると、待合室の長椅子に前傾姿勢で座る虎太郎さんの姿を見つけた。 「虎太郎さん……っ」 私のままならない声に虎太郎が気づき、顔をあげる。 「高垣、来てくれたのか……」 「明希ちゃんはっ?」 「明希なら、あそこの処置室に、」 虎太郎さんの言葉を最後まで聞く余裕もなく、私は処置室に向かって駆けていた。 「明希ちゃんっ……!」 叫ぶように処置室に飛び込んだ私は、眼前に広がった光景にはっと目を見開いた。