「んー、明日 また朝から呑もうよ。」

「明日もOFFだったっけ⁇」

「いや、明日……俺はOFF。
でも、夜は新ドラマの顔合わせ飲み会があるから 夕方から無理だな。」

「僕はOFF。何も予定ない。」

澪緒は黙りこくってる。
……怪しい。危険な香りがしてる。

スケジュール帳を確認する。
何故か、三人全員分の仕事予定を書いてるから。

「えーっと⁇澪緒は呑んだらダメだな。
夜に仕事入ってる。」

"ぶー" って言いながら 澪緒は口を尖らせた。

「夜だからいいじゃん〜〜、呑みたいぃ〜〜‼︎」

「こんな遅い時間なら、仕事で酒呑めるんじゃない⁇
夜の街を散策する番組みたいだし。」

恋が宥めようとしても、 "恋と頼と呑みたいの〜〜!" って駄々をこねた。