親、いないのか?

ってことは、二人きりか?!

オーマイガー。

部屋は、ここか。

開けると、優奈の匂いがふわって香った。

女の子らしい、ピンクと白でまとめられてて、綺麗に整理してあった。

どこに座ったらいいのか分からなくて、

とりあえず、机の近くに座った。

そのうち、優奈が入ってきた。

「ごめんね、上がってもらって。」

「いや、別に」

優奈は、机を挟んで俺の前に座った。