光とともに

その


ちょっとノスタルジックな喫茶店を見た瞬間、


わたしの頭の中では、


オムライスやスパゲティやハンバーグが踊っていた。

のにーーー


誰かいないかな。


お店のひと、いないかな。

気付いてくれないかな。




ぐーーっ


しかたない。


あきらめて、他をさがそう。


喫茶店を背に、歩きはじめた。


カラーン♪ カラーン♪