「何してるの?私!馬鹿なの?死ぬの?」

 なぜか、放課後の慧宮くんの誘いを断ったのか自分でもなぜか理解できない。

 「しいちゃん~ご飯だよ!」
 
 お母さんが大きな声で私のあだ名を呼ぶ。

 「は~い!今行く~」

 それから、一時して私は目を開けた、でもご飯の後の記憶が一切ない、きずけば朝だし、なにがなんだかわからない、それからなんとなく学校に登校した。

 「おっはー!」

 後ろから元気いっぱいの挨拶をして抱きついてきたのは、三年間同じクラスの三重ちゃんだ、いつも明るくて人当たりのいい女の子。

 「おはよう!三重ちゃん」

 「てかさ~、昨日の告白大丈夫だった?」

 「何で、それを知ってるの?」

 後からいろいろ理由を聞いたが、よっちゃんがみんなに言いふらしたらしい...
説明を聞いてるうちに学校に着いた。

 「井之上先生おっはー!」

 「目上の人には、敬語を使いなさい!」

 いつもこの二人は仲がよくて、夫婦といえるぐらい仲がいいため、学校中噂になている。

 ```ガラガラ```

教室の扉を開けてお互い自分の席に着く、私は窓側で、いつも学校に着いたら窓から移る生徒を一人一人目で追っている...

「おーい!聞こえてる?紫希ちゃん?」

 三重ちゃんが私を呼んでいた...

「あっ!ごめん、ボーっとしてた、っで何?」

「慧宮くんが呼んでるよ?」

「はぁ!えっ!噓!」

「本当だよ!教室前で待ってるから来てだって!」

私は声を荒げ、大きな声で返事をしてしまったことに後から恥ずかしい事がわかった。
慧宮くんが待っている教室の前に行き挨拶をした。

「おはよ!」

「お、おはよう!昨日は急にごめんな?気持ちも考えずに誘ってしまって。」

「私こそ、心配してくれたのにお礼ひとつなくてごめん」

 おたがいに謝り謝り返されるのが続き慧宮くんが本題に入った。