ーー放課後
「どうしたの美晴ちゃん。そんなに幸也くん見つめて。」
「私の彼氏の偉大さに驚きました。」
「はい?」
………体育館で練習している幸也を見ると、やっぱり目立っていた。
その上勉強もできるなんて………
教えてくれないかな、なんて淡い期待を抱いている私。
貧血で倒れ幸也を拒んでしまったあの日からも、2人の関係は相変わらずだった。
あの日の私をひどく悔い、幸也に謝りたかったけど彼がいつも通りすぎたため、逆に触れられなかった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…