優しい君は今日も嘘をつく




泣きたくなるのをぐっとこらえて幸也を見る。


向こうも私をじっと見つめてきて………


幸也は私の背中に手を回してない方の手で、私の頬に触れた。


それは昨日と同じようで………


違った。


幸也の綺麗で、整った顔が私に近づく。


これから何されるかなんて、いくら鈍いと言われる私にだってわかる。


触れたい。


それは私の気持ちであり、受け入れるようにして目を閉じる自分がいた。