優しい君は今日も嘘をつく




「全然大丈夫です!」


そう言って樹先輩の方を見た瞬間………


ぐにゃり、と視界が歪んだ。
もう私の体は限界に達していたのだ。


やばい………


頭ではわかっていても体がついていかず、樹先輩の方へと倒れてしまう。


「………美晴、ちゃん……?」


私を受け止めてくれる樹先輩。


離れたくても頭の痛みはひどくなる一方で、どんどん意識は遠くなり………




「………美晴!!!」




最後に誰かが私の名前を呼んだところで意識を失った。