優しい君は今日も嘘をつく




「じゃあ2チームに分かれて片方は休憩してくださーい。」


千波ちゃんがそう言うと、半分の選手たちが水分補給をしにこちらにやってきた。


残りの半分の中に幸也は含まれており、ボールを使って攻撃と守備の練習をしていた。


「美晴ちゃん〜、水ちょうだい。」


樹先輩の声がして、私はワンテンポ遅れてその声に反応する。


「あ、はい……!」


「ありがと……って美晴ちゃん?
顔色悪いけど大丈夫?」


どうやら樹先輩も気づいたようだ。


朝は気づいてなかったから、さっきよりもひどくなってるのかな。


なんて思いながらも無理矢理笑顔を浮かべる。