優しい君は今日も嘘をつく




案の定、幸也は切なげにも困ったようにも見える表情をした。


「そうだとしても、もう今日は」
「じゃあ今日も頑張ってね!」


私は幸也の言葉を遮り、ボトル入れを奪うようにしてとった。


ごめんね、こんな私で。


いつも幸也を困らせてばっかで。


心の中で謝りながら、私は1人体育館へと向かった。