〈町田 美晴side〉 「美晴ちゃんー。 これ7番テーブルにお願い。」 「わかりました!」 ………ある日の平日の部活終わり。 私は家の近くの飲食店でバイトをしていた。 平日でも夜は意外と混んでおり、そのおかげで余計なことを考えずに済むから私的には良かった。 「いやぁ、本当に美晴ちゃんは仕事が早いね!」 少し落ち着いたところで2つ上のバイト先の先輩にそう言われ、嬉しい気持ちになる。