優しい君は今日も嘘をつく




その後もみんな、いつも通りだった。


安心したのもあり、自然と笑顔になるみんな。


だけど……
私の心の中では違和感が膨れ上がるばかり。



違う……、幸也が何か違うんだ。


何かを隠してるような
無理してるような………。



「じゃあそろそろ帰るか。
あんまり遅くなってもあれだから。」


キャプテンの一言で、みんな帰る準備をする。


「わざわざ来てくれてありがとうございました。」


最後の最後まで、幸也は笑顔をみせていて………


私はみんなの流れに乗って、帰るだけで幸也の目をみてバイバイとも言えなかった。


逆に千波ちゃんが幸也にバイバイ、と言っていた。


こんな風に私もできたらどれだけいいだろう、なんてまた考えたりしてしまう。