優しい君は今日も嘘をつく





「………3ヶ月か。


その間に俺がレギュラーの座奪ってやろうじゃねぇか!」


沈黙を破ったのはムードメーカー的存在の1年だった。


「はぁ?
お前がいけるわけないだろ。


それなら俺が……」


「幸也抜かせるチャンスだな!
それが嫌なら早く治せよ!」



………わざと、同情などしない。


焦らせて、1日でも早く治す気が起こるように。



そんな1年を見て幸也は少し目を見張って驚いた後、また笑顔をみせた。


「それは負けてられないな。
絶対戻ってまたレギュラー奪い返してやるから。」



「うわっ、幸也が言うと本当に奪い返されそうで怖いな。」


「俺らも頑張ろうぜ!」
「2年も負けてられねぇなぁ!」


そしていつものように、騒がしくなる病室。