ーーその後、練習に集中できるわけもなく幸也の様子を見に行くことになった。
少し遠い場所に病院はあったため時間がかかってしまう。
ほとんど誰も話さず、暗い雰囲気のまま病院に着いた。
幸也は個室らしく、看護師さんに言われた部屋番号へと向かう。
そしてキャプテンがまず病室に入り、それからみんなも中に入って………
「みんな……来てくれたんですか?」
少し驚いた幸也が私たちを見ていた。
その表情はいつもと変わりなく、やっと生きているということを実感できた私はまた涙がでてしまう。
「美晴……?」
泣いている私を真っ先に見つけたのも幸也だった。



