「これでいいですか?」
梨花先輩が男の人に確認をとると、男の人たちは笑顔になり
「ありがとうございます!」と梨花先輩に言った。
本当に私で良かったのかな……?
「あ、それとさついでなんだけど……」
そしたらスマホから私に視線を移し、男の人たちは2人とも私を見た。
まだ何か言いたげだった。
実は梨花先輩と撮りたかったって言いたいのかな?なんて思っていたら……
「連絡先、教えてくれねぇ?」
「俺も知りたい!」
と私を見て2人はそう言った。
連絡先………教える………
私の!?
「え、えっと……」
さすがにどうすればいいのかわからず、梨花先輩に助けを求めようとしたその時……
「お待たせしました。
ワッフルです、どうぞ。」
と笑顔だけど目が笑ってない幸也が私の隣に現れ、1人の男の人にワッフルを渡した。
そしてその反対側には
「連絡先交換はちょうど今禁止にしたんで、もう無理なんですよ〜」
とすごい笑顔だけど黒いオーラを放っている樹先輩が現れ、もう1人の男の人にワッフルを無理矢理渡す。
今度はどうしたんだろう………
2人とも、なんか怖い………。



