「美晴ちゃん、気付いてあげられなくてごめんね。


マネージャーだからって熱い場所にいたら熱中症にもなるんだから、言ってくれたら良かったのに………。」


少し申し訳なさそうな表情をする梨花先輩。


………あ、私体がだるくて頭痛がひどかったんだっけ。


だけど先輩の前で堂々と横になるのは悪いと思い起き上がろうとしたけど………



「………っ。」


ズキッと頭に鈍い痛みが走り、体も重く力が入らない。


「あ、無理して起き上がらなくていいから。
安静にしてて。


今体冷やしてるから、あとはちゃんと水分摂ること。」


梨花先輩はそんな私を心配そうに見ていた。