優しい君は今日も嘘をつく




そうだとしたら……


「美晴、樹さん呼んできてやるから。」


ちゃんと樹さんを呼んできてやらないと。
そしたら安心して美晴も眠れるかもしれない。


だけど美晴は首を横に振った。


本当にどうしたんだ?
体はさっきから熱いままだ。


悪化した、とかだろうか。


…………そしたら今度は、美晴が声を抑えながら泣き始めた。


「美晴?そんなにしんどいのか?
だったらちゃんと横にならないと………」


「幸也は、」


涙声になりながら、ようやく美晴は話し始めた。


「なんで私に優しくしてくれるの……?」


顔を上げ、美晴は俺を見つめてきた。