ていうか……
「美晴の方が無理してるだろ。
何自分より先に人の心配してるんだよ……」
怪我なんかより熱中症の方が最悪の場合を考えるとひどい。
「ご、ごめ………」
必死で泣くのを我慢して目を何度もこする美晴。
「ほら、目が腫れるからこすらない。
部屋戻ろう、歩けるか?」
目をこすろうとする美晴の手首を掴み、その手を下ろした。
「うん……」
美晴はそう返事して呟き、俺は美晴を支えながら一緒に歩き始める。
こういうのって、普通なら俺がするべきじゃないよな。
だって仮にも部屋まで連れて行くわけだし。
それでも今の状況じゃ仕方ない、なんて言い訳をしながら3階へと向かった………。



