「って、おい! 後ろに町田さんいるぞ……!」 そんな男子生徒たちが私に気づいた。 別にいいのに、気にしなくて。 だって別れたんだから………。 「美晴。大丈夫……?」 隣には心配そうに私を見る萌。 「大丈夫って、なんで? もう幸也とはなんでもないし。」 と笑ってみせる。 そしたら萌が男子生徒たちに話しかけた。 「ねぇ、さっき言ってたこと本当なの?」 そして男子生徒は言いにくそうに 「こいつが幸也に聞いたら否定しなかったらしくて……多分、付き合ってるかと……」 と途切れ途切れに話した。