優しい君は今日も嘘をつく




「みーはるちゃんっ!タオルちょーだい。」
「え……、あ、はい!」


1人で勝手に落ち込んでいるところに、一個上の樹(いつき)先輩が私に声をかけた。


「そんなに落ち込むなら俺にすればいいのに。」
「そんな……冗談はやめてくださいよ。」


この先輩は幸也と同じで推薦がきてたのにこの高校にきて、バスケは本当にうまい。


幸也と肩を並べるくらい。


その上容姿もいいから幸也と同じでモテるんだけど………


彼女は作らない、で有名。


ちなみに私は軽い男だと思っている。


マネージャーになってから結構口説かれることが多いから。