優しい君は今日も嘘をつく





「え……?」


その言葉に平野は驚き目を見開いていた。


「どういうこと?


……美晴ちゃんが野村くんと付き合ってるのは理由があるの?」


どうやら平野は気になるらしい。


「理由って言われたら理由になるのかな?


そもそも、好きでもないのに付き合う理由なんて大体決まってくるよね。」


俺の遠回しの言葉に平野はさらにわからない、とでもいうような表情になる。


だから俺は正直に答えてやった。



「美晴が俺と付き合ってるのは


罪悪感が、あるからだよ。」