もし、そうだとしても……
「それでもこうやってバスケ部に入ってるじゃないですか。
バスケが好きな証拠です。」
何があったのか私にはわからないけど、バスケ部に入ってるってことは好きということに変わりはない。
「………ははっ。」
そんな私を見て樹先輩は笑い出す。
「これは参ったな。
まぁ、確かにそうかもしれないなぁ。
まさか美晴ちゃんにそんなこと言われるとは。」
「………私が言ったら変ですか？」
「いや、そういうわけじゃないけど。
美晴ちゃんからプラスの言葉が出るなんて。」
うそ……！
私ってマイナスなことしか言ってないの！？
