かなり怒った様子の蓮。
えええぇ、あのプール以来メールとかはしてたけど会ってないのになんで怒ってるの?
もしかして、まだ怒ってたの?
「お前さ、本当危機感無さすぎ」
私の耳元で言うと耳たぶを甘噛みしたかと思えば口付けをしてきた。
「んッ…れんッ…、」
蓮とのキスは嫌い。
だって、本の一瞬のキスでも全てを奪われそうなキスだから。
「はぁッ…、」
キスから解放されると蓮は真っ直ぐに私を見つめた。
お願い、その目で見つめないで。
もしかしたら、蓮は私を好きなんじゃないかって錯覚するような暑い眼差し
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