こっち向いて意地悪さん





隼人は面白半分で瑠花の友達の話を聞き始めた。



瑠花が評判良い?
そんな物好きもいるもんなんだな。




「じゃあ、告白という可能性も大きいというわけですかぁ~」




隼人はわざとらしく反応して
俺に聞こえる距離で言う。




顔近いし、きもいし本当やめろ。




その後も隼人と瑠花の友達は楽しそうに話してた。




予鈴が鳴り学食を後にする生徒が増えてきた。




「それにしても、瑠花遅いなぁ。」




「確かに、予鈴も鳴ってるのに来ないなんて、その男といい感じになったんじゃ」




「それは大変ねぇ~」