「おまえ、まさか……。」 「っ……。」 「このリュックの中の『コレ』……全部爆弾とか言わねぇよな……?」 男の顔が、若干青ざめた。 「っ! 返してよ!!」 今度はズボンポケットから取り出した小爆弾を、再度男に投げつけようとする。 男の言う通りだった。 家と家族を捨ててまでして、わたしがリュックに持っていたのは、全部爆弾。 生活用品も食糧も、何一つない。 全部、爆弾。