タイムリミットは起爆1分後。




「……わかった、約束する。」



どっちにしたって、この爆弾を投げるつもりは元から無い。


これはあのときの兄の手榴弾だ。

元から使う気はなくて、今ではお守りみたいなもの……


もとい、ただの脅し道具にしか過ぎない。



「なんか信じれないんだけど……ま、いいや。単刀直入に言う。」

「……?」





「おまえだろ? あの家を爆破したのって。」