「……わかった、約束する。」 どっちにしたって、この爆弾を投げるつもりは元から無い。 これはあのときの兄の手榴弾だ。 元から使う気はなくて、今ではお守りみたいなもの…… もとい、ただの脅し道具にしか過ぎない。 「なんか信じれないんだけど……ま、いいや。単刀直入に言う。」 「……?」 「おまえだろ? あの家を爆破したのって。」