━━━って、あれ?ここ…どこ。?
ま、まさか私、迷子!?
どうしよう。だれか、だれかいないかな。
とりあえず適当に歩いてたら、誰かしら通るよね。

パタパタパタ…

あ、誰か来る!その人に聞こう…

って、ええええええええええええええ!

真っ黒な髪。スラットした体格で、えーと、この人って…

朝の!?
どどどどどうしよう。パニック!パニック!
と、とりあえず謝らなきゃ!


「ごめんなさい!だから、あの…」

「なにが?」

「えっと、あの、だからその…。」

も、もうむり!心臓の限界!こわい、怖いよ!

ダダっ!

走り出した私の手を、その人が掴んだ。

これ、どうなってるの。どういう状況!?

固まる私。

「ねえ、なんでさ。逃げんの?」

その人が私をじっと見つめる。

だ、だからそれは!怖いからであって…。
でもそんなこと言えない。
だって━━━━━━━━